
東京都心の中心「銀座」と「東京駅」。地図で見ると近いものの、実際に歩いたことがある人は少ないかもしれません。「徒歩で行ける距離なの?」「地下道だけでも行けるの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、銀座駅から東京駅まで徒歩で行く方法を、地上ルート・地下ルートの両方から詳しく解説します。さらに、雨の日のコツや移動中に立ち寄れるカフェ情報、季節ごとの楽しみ方まで、ゆっくり読めば歩いて行きたくなる情報をたっぷりお届けします。
銀座駅から東京駅までの基本情報と徒歩ルート(所要時間は目安)
徒歩で行ける?距離と所要時間の目安
銀座駅から東京駅までは、おおよそ1.2〜1.5kmほど。徒歩で約15〜25分が目安です。信号待ちや人混みを考慮しても、30分以内に到着できる距離です。
地上ルートなら「中央通り(国道15号線)」をまっすぐ進むだけ。通り沿いには百貨店やカフェ、ブランドショップが並び、景色を眺めながらの散歩が楽しめます。
地上ルートの基本的な歩き方
最もシンプルなのは、銀座四丁目交差点からスタートして、中央通りをそのまま京橋・八重洲方面へ歩くルートです。
- 銀座四丁目交差点(銀座三越前)からスタート
- 京橋交差点を通過(途中にスターバックスや京橋エドグラン)
- 東京スクエアガーデンを経由し、八重洲口に到着
このルートは歩道が広く、整備も行き届いており、ビジネス街の美しい街並みを楽しめるのが魅力です。
信号や人混みを上手に避けるコツ
- 平日の朝夕はサラリーマンで混雑するため、昼前後か夜20時以降がおすすめ
- 信号が多いため、銀座一丁目駅方面からの裏ルートを使うとスムーズ
- 荷物が多い場合は、段差の少ない地下ルートへ切り替えるのも◎
所要時間の変動要因
所要時間は次の要因で変わります:
- 時間帯(通勤・帰宅ラッシュ)
- 天候(雨天は地下ルート推奨)
- 信号や人の流れ
- 立ち寄りや買い物時間
雨の日も安心の地下通路活用(案内表示は随時更新)
雨の日や真夏の暑さを避けたいときに便利なのが、地下ルートです。銀座〜東京駅間は、ほぼ途切れず地下だけで移動できます。
地下で移動できる範囲とは?
主な接続ポイントは以下の通り:
- 銀座駅(東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線)
- 銀座一丁目駅〜京橋駅〜東京スクエアガーデン
- 八重洲地下街〜東京駅八重洲口
このルートを使えば、雨の日でも濡れずに移動可能です。
地下ルートを使うメリット
- 雨風や直射日光を避けて快適に歩ける
- カフェやコンビニが多く、途中休憩も容易
- 案内標識が多く、方向感覚を失いにくい
注意しておきたいポイント
- 地下通路は夜間閉鎖される場所もあり、23時頃までが目安
- 案内表示は”東京駅方面”を頼りに進む
- 一部電波が届きにくいエリアもあるため、地図アプリを事前に読み込んでおくと安心
徒歩・バス・タクシー・電車を徹底比較
徒歩以外にも、銀座〜東京駅間を移動する方法はいくつかあります。それぞれの特徴を比較して、自分に合った手段を選びましょう。
| 手段 | 所要時間 | 料金目安 | 快適度 | 向き・不向き |
|---|---|---|---|---|
| 徒歩 | 約15〜25分 | 無料 | ★★★☆☆ | 街歩きを楽しみたい人向け |
| バス | 約10〜15分 | 約210円 | ★★★★☆ | 雨の日や荷物が少ない人におすすめ |
| タクシー | 約5〜10分 | 約1,000円前後 | ★★★★★ | 荷物が多い人や急いでいる人向け |
| 電車 | 約2〜3分 | 約180円 | ★★★☆☆ | スムーズに移動したい人向け |
徒歩移動のメリットとデメリット
- メリット:お金がかからず健康的、街並みを楽しめる
- デメリット:天候や荷物に影響を受けやすい
バス利用の基礎(系統・運賃は最新情報を確認)
銀座四丁目や銀座一丁目から東京駅八重洲口へ向かう都営バスが便利。
料金は210円ほど。10分ほどで到着します。
タクシー活用のポイント(料金は目安)
近距離のため、初乗り運賃+少しで到着。おおむね1,000円以内です。
天候が悪い時や荷物が多い場合には最適です。
電車での移動はどう?
東京メトロ銀座線で「銀座」→「日本橋」へ行き、そこから徒歩で東京駅まで約5分。電車自体は早いですが、改札の乗り換えにやや時間がかかります。
途中で楽しめる街歩きスポットと実用的なアドバイス
徒歩の魅力は、道中の発見です。銀座〜東京駅の間には、カフェ、アート、建築、ファッションなど、多彩な街の表情が詰まっています。特にこの区間は、古き良き東京の風情と最新のビル群が融合したエリア。歩くたびに新しい発見があるのが魅力です。
立ち寄りたいカフェやスポット
- キルフェボン銀座一丁目店:季節ごとに変わる華やかなフルーツタルトが人気。テイクアウトして東京駅前で味わうのもおすすめ。カフェスペースでは香り高い紅茶とともにゆっくりと味わうこともでき、女子旅にも人気です。
- アーティゾン美術館(京橋):印象派から現代アートまで、心を癒やす展示が並びます。館内カフェで小休憩も。特別展が頻繁に行われており、訪れるたびに新しい芸術との出会いがあります。
- 東京スクエアガーデン:オフィス街の真ん中にありながら緑あふれる中庭が心地よく、ベンチで休憩したり写真を撮ったりできる人気スポット。施設内には雑貨店やランチにぴったりのレストランも豊富で、仕事の合間のリフレッシュにも最適です。
- 丸の内仲通り:高級ブランド街でありながら、並木道や季節の装飾が楽しめるエリア。特に冬のイルミネーションは必見。さらに春にはストリートマーケットやアートイベントも開催され、常に変化のある表情を見せてくれます。
- 京橋エドグラン:歴史ある建物と近代的な高層ビルが融合した複合施設。レストランも充実しています。1階の広場では定期的にフードイベントやマルシェが行われ、地元のグルメを味わうこともできます。
写真好きにおすすめの撮影ポイント
- 京橋交差点から見る東京駅丸の内のビル群:夜のライトアップが美しく、フォトジェニックな構図を狙えます。時間帯によって色合いが変化し、昼間の青空を背景に撮るのもおすすめ。朝は光の反射でビルが黄金色に輝きます。
- 八重洲地下街のモザイクアート:壁面に描かれたアート作品が特徴的。SNS映えする一枚が撮れます。近くにはデザイン照明があり、角度を変えると陰影が出て立体的な写真が撮れるスポットです。
- 東京スクエアガーデンの夜景:ライトアップされたビルと緑のコントラストが美しく、静かな撮影にぴったり。季節ごとにライトアップの色が変わるため、通年で違った雰囲気を楽しめます。
- 丸の内イルミネーション(冬季限定):約340本の街路樹がシャンパンゴールドに輝く姿は圧巻。光のトンネルのような通りを歩きながら撮影すれば、都会の中の幻想的な風景を収めることができます。イルミネーションの点灯時間は17時〜23時頃が多く、週末は混雑するため早めの時間帯が狙い目です。
さらに、少し寄り道すれば「三菱一号館美術館」や「KITTE丸の内」の屋上庭園から東京駅を見下ろす風景も楽しめます。夕暮れ時に立ち寄ると、レンガ造りの駅舎が夕日に照らされる幻想的な光景を見ることができます。
オリジナルアドバイス:季節ごとの楽しみ方
- 春:丸の内仲通りの桜が見頃を迎えます。桜色に染まる通りを歩くと、東京の中心とは思えない穏やかさを感じられます。
- 夏:暑さを避けるなら地下ルートを活用。涼しい通路の途中にカフェが点在しているので、冷たいドリンクで休憩を。
- 秋:銀座並木通りや京橋の並木が赤や金に染まり、写真好きには最高の季節。夕暮れ時の撮影もおすすめです。
- 冬:街全体がライトアップされ、丸の内や八重洲のイルミネーションを巡るだけでロマンチックな気分に。防寒対策を忘れずに。
また、歩くときは目的地だけでなく、「道の空気を楽しむ」ことを意識すると充実感が増します。銀座から東京駅までの約20分は、ビル風を感じながらも都会の静けさを感じる“東京の小旅行”。
まとめ
銀座駅から東京駅までは、徒歩でも十分に移動できる距離です。地上・地下どちらも整備されており、天候や荷物の状況に応じてルートを選べば快適に移動できます。さらに、途中の景色や空気の変化も楽しめるのがこの区間の魅力です。特に春や秋は気温も穏やかで、街歩きにぴったりのシーズン。冬はイルミネーションを楽しみながら歩けば、短い距離でも思い出深い時間になります。
また、歩く速度によって体感の時間も変わります。早足で歩けば15分前後、写真を撮ったりカフェに立ち寄ったりすれば30〜40分かかることもあります。時間に余裕を持って出発することで、より心地よい東京散歩が楽しめます。
- 所要時間:約15〜25分(寄り道含め最大40分)
- 距離:約1.2〜1.5km
- 雨の日でも地下ルートで快適に移動可能
- 季節によって景色や街の雰囲気が変化(春の桜、秋の紅葉など)
- 歩くことで見つけられる小さな発見が多いエリア
📝 注意事項:本記事の情報は執筆時点(2025年)の一般情報に基づいています。交通状況や地下道の案内などは変更される可能性があるため、最新の公式情報をご確認ください。
(出典:東京都交通局、東京メトロ、八重洲地下街公式情報 2025年版)

