ネットでお買い物をしていると、Amazonの配達状況に「あと3ストップアウェイ」や「2 Stops Away」といった表示が出てくることがありますよね。最初にこの言葉を見たとき、「えっ、どういう意味?」「あとどれくらいで届くの?」と戸惑った方も多いのではないでしょうか。
最近では、Amazonの配送がよりリアルタイムで確認できるようになっていて、とても便利になっています。でも、「便利そうだけど、見方がよくわからない…」と感じている方もいるかもしれません。
この記事では、「○ストップアウェイ」がどんな意味を持つのか、どのタイミングで表示されるのか、そしてその表示を上手に活用するためのヒントまで、やさしく丁寧にご紹介します。
Amazon初心者の方や、スマホの画面を見るのが苦手な方でも安心して読めるように、イラストを思い浮かべながらわかりやすく解説していきますね。
「○ストップアウェイ」ってどういう意味?
配達トラックの現在地がわかる「Map Tracking」機能とは
Amazonでは、一部の配送で「Map Tracking(マップトラッキング)」という便利な機能が使えるようになっています。この機能を利用することで、自分の荷物が今どこにあるのかを、まるでナビのようにリアルタイムで確認できるんです。
たとえば、配達の当日になると「配達中」と表示されるだけでなく、専用の地図が表示されることがあります。その地図には、現在ドライバーさんがどのあたりを走っているのか、車両の位置がマークで示されており、「あと◯件配達したら、あなたの番ですよ」といった情報までわかるのです。
この地図はズームもできるので、自宅にどのくらい近づいているかを確認したり、前のストップと自分の家との距離を視覚的に把握できたりと、安心感がぐっと高まります。また、家を空けるかどうか迷っているときにも、とても役立つんですよ。
「ストップ」はドライバーの立ち寄り件数を表している
「3ストップアウェイ」という表示を見たことはありませんか? これは、「あと3件配達先に立ち寄ったら、次はあなたのところですよ」という意味になります。
この「ストップ」は、ドライバーさんが実際に立ち寄って荷物を配る家や建物の数を表しています。つまり、「1ストップ」は1件のお宅や施設への配達を意味しているんですね。
また、「アウェイ(Away)」は「離れている」という意味なので、組み合わせると「あと3ストップ離れている=あと3件配達先を経由したら自宅に届く」となります。
初めて見ると少し難しく感じるかもしれませんが、慣れるととても便利で、待ち時間の目安がつきやすくなりますよ。
表示されるタイミングと仕組みをやさしく解説
この表示は、配達トラックがあなたの荷物を載せて動き始めると表示されることが多いです。
ただし、すべての荷物やすべての地域で表示されるわけではありません。Amazonのシステムや、利用している配送会社によって違いがあります。
他の配送ステータスとの違いも知っておこう」
Amazonの追跡情報には、いくつかのステータスがあります。
それぞれの違いを知っておくことで、荷物が今どの段階にあるのかをより正確に把握でき、安心して待つことができます。
ここでは主な4つのステータスについて、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
「輸送中(In Transit)」とは?
このステータスは、荷物が倉庫から出発して、次の中継地点である配送センターなどへ移動中の状態を表しています。
たとえば、東京の倉庫から関西の配送センターへトラックで運ばれている途中や、飛行機や電車などの輸送手段を使って移動しているときも、このステータスになります。配送の初期段階に表示されることが多いので、「まだ地域には届いていないな」と思っておくと良いですね。
「配達中(Out for Delivery)」とは?
この表示が出ると、いよいよ配達が目前に迫っています。配達中とは、荷物が地域の配送拠点からトラックに積み込まれ、ドライバーさんが実際に配達を開始したという合図です。
多くの場合、このステータスが出た日中には荷物が到着することがほとんど。特にAmazonの専用配送便を使っている場合は、このあとに「○ストップアウェイ」が表示されることもあります。
「○ストップアウェイ(○ Stops Away)」の見方と意味
「配達中」のさらに詳しい状態を示してくれるのがこの表示です。例えば「あと3ストップアウェイ」と表示されたら、「あなたの荷物が届く前に、ドライバーさんはあと3か所立ち寄りますよ」という意味になります。
この表示が出るときには、地図上に配達トラックの現在位置も一緒に表示されることが多く、「今このあたりにいるのね」と視覚的に確認できます。
配達時間の目安をつけやすくなるので、冷蔵品の受け取りやお出かけ前の調整にもとっても便利です。
「配達完了(Delivered)」はどのタイミング?
このステータスは、ドライバーさんが荷物を指定の場所(玄関前や宅配ボックスなど)に届けた直後に表示されます。
最近では、配達完了後に「荷物を置いた写真」が表示されることもあり、きちんと届いたかを確認できるようになっています。「配達完了」となった時点で荷物はもう手元に届いているはずなので、すぐに受け取る準備をしておくと安心ですね。
「○ストップアウェイ」が表示されないこともある?
どんなときに表示されないの?
この便利な機能は、実はすべてのAmazonの注文に適用されるわけではありません。「○ストップアウェイ」の表示が出るのは、主にAmazonが自社で管理している「Amazonデリバリープロバイダ」や「Amazonフレックス」と呼ばれる独自の配送ネットワークを利用している場合に限られます。
一方で、ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便などの外部配送業者が荷物を届けてくれるケースでは、この追跡機能は使えないことがあります。これは、各業者のシステムがAmazonのリアルタイム表示に対応していないためです。
また、地域によっても非対応の場合があります。とくに地方や離島、山間部などではAmazon独自の配送網がカバーされておらず、外部の業者に委託されていることが多いため、「○ストップアウェイ」が表示されないことがよくあります。
さらに、たとえAmazonの自社便であっても、天候や道路状況、GPSの受信状態、ドライバー端末の一時的な不具合などによって表示が出ないケースもあります。必ずしもトラブルとは限らないので、過度に心配せず、通常の追跡画面を参考にして待ってみましょう。
Amazon以外の配達(ヤマト・佐川など)でも表示される?
現在のところ、「○ストップアウェイ」のようにリアルタイムで配達車の位置や残りの配達件数を表示してくれる機能は、Amazon独自のものであり、他の業者では対応していません。
ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便などでも「配達中」や「配達完了」などのステータスを確認することはできますが、地図でトラックの位置がわかる、あと何件先かを教えてくれるといった詳細な情報は見られません。
この点はAmazonならではの便利なサービスのひとつとして、多くのユーザーにとって大きな安心材料となっています。
表示が進まない・止まったままのときの対処法
ストップ数が減らない原因とは?
表示が「3ストップアウェイ」からなかなか変わらないと、ちょっと不安になりますよね。「もうすぐ届くはずなのに、ずっと止まったまま…?」と思ってしまうかもしれません。
でも、実はそれにはいくつかの理由が考えられます。たとえば、ドライバーさんがマンションやオフィスビルで複数の荷物を配っていたり、エレベーター待ちなどで意外と時間がかかっていたりすることもあります。また、交通渋滞や道路工事などで予定よりも進みが遅くなっている場合も。
このように、単にストップ数が進まないからといって、トラブルとは限らないんです。少し余裕を持って待ってみましょう。
一時的な遅延や休憩中の可能性も
ドライバーさんも人間ですので、長時間運転していれば途中で小休憩を取ることもあります。コンビニでの休憩や、トイレに立ち寄っているタイミングで「止まったまま」に見えることも。
また、天候が悪い日や荷物が多い日などは、全体的に配達がゆっくり進んでしまうこともあるので、「今日は少し遅いのかな」と思って気長に待つのもひとつの方法です。
スマホやアプリの不具合の可能性もチェック
意外と見落としがちなのが、こちら側のスマートフォンやアプリの状態です。アプリが正しく更新されていないと、最新の位置情報が反映されず「止まっている」ように見えてしまうことがあります。
こういうときは、いったんアプリを終了して再起動するか、スマホのインターネット接続が安定しているかを確認してみましょう。また、Wi-Fiからモバイル通信に切り替えるだけで正常に動くようになることもあります。
それでもうまくいかない場合は、ブラウザ版のAmazonサイトで確認してみるのもおすすめです。
実際に配達される時間の目安ってどのくらい?
「5ストップアウェイ」は何分後?体験談と目安
一般的な目安として、1ストップにつきおおよそ5〜10分ほどかかるとされています。ですので「5ストップアウェイ」と表示された場合、だいたい25分から50分後に荷物が届く可能性が高いと考えられます。
ただしこれはあくまで目安。地域や建物の構造、荷物のサイズや種類、ドライバーさんの経験やその日の荷物の量など、さまざまな条件によって変わってきます。たとえば、都市部で配達先が密集しているエリアでは配達がスムーズに進みやすく、逆に郊外の戸建てエリアでは1件あたりに時間がかかる傾向があります。
さらに、ストップ数にカウントされる件数が、ひとつの建物で複数の部屋に荷物を届けるような場合でも1件とカウントされることがあるため、想像よりも時間がかかることもあるんです。
交通状況や荷物の量で変わるので注意
配達中のトラックは、時間帯によっては渋滞に巻き込まれることもありますし、突発的な工事や通行止めがあるとルートが変更されて遅延することも。
また、重たい荷物や設置が必要なアイテム、手渡しでの本人確認が必要な荷物など、ドライバーさんがひとつひとつに時間をかけなければならないケースもあります。
そのため、「あと○ストップだから○分後に届く!」と断定することは難しいですが、ある程度の目安を知っておくことで、荷物の到着までの時間を有効に使ったり、家を空けないように調整したりと、上手に対応できますよ。